視力スクリーニング検査

視力スクリーニング検査

小児の視力は、新生児期の周囲がボンヤリとしか見えていない状態から、正常な視覚刺激が入ることにより発達し、6~7歳頃にほぼ成人と同等になるといわれています。

その視力が発達する期間(視覚感受性期)に、屈折異常(近視・遠視・乱視)や斜視などの問題があり、正常な視覚刺激が入ってこない場合、視力が正常に発達せず、弱視となってしまうことがあります。

問題があるお子さんは、早期に発見し、適切な眼鏡をかけるなどして、正常な視覚刺激を入れることで視力の発達を促す必要があります。ただし、屈折異常などで片目が見えにくい状態になっていても、もう片方の目はよく見えるため、普段の生活では気付かれにくいことがあります。

健診などでの視力検査は、いわゆる「Cの字」(ランドルト環)を用いて行われますが、小さいお子さんの場合、多大な時間と労力を要するうえ、正確な結果を得るのは困難です。


当院の視力スクリーニング検査機器について


手前:スポット ビジョン
スクリーナー
:シュアサイト・ビジョン
スクリーナー

当院では、小児でも簡単かつ正確に視力を評価する方法として、平成25年10月より視力スクリーニング検査機器「シュアサイト・ビジョンスクリーナー」(Welch-Allyn社製)を導入し、健診等での早期発見に努めてまいりました。

導入以後、問診やランドルト環では発見しえなかったと思われる屈折異常を数多く発見し、眼科医による早期治療につなげる成果をあげております。

そしてこのたび(平成27年8月~)、シュアサイト・ビジョンスクリーナーの実質的新モデルとして、より簡単・正確に評価の可能な「スポット ビジョンスクリーナー」を導入いたしました。

スポット ビジョンスクリーナーによる検査は、おおむね生後6か月から施行可能です。状況により、診察室を若干暗くする(照明を消す)必要があることもございますが、カメラで写真を撮られるような感覚で施行でき、検査自体は数秒で終了します。眼球に接触するなどの操作は一切ありませんので、検査に伴う痛みや苦痛も全くありません。

検査結果は、下のようなレポートにプリントされます。


原則として、7か月健診以降の全ての健診で、この検査を行うこととなります。また、健診以外でも、ご希望の方は時間の許す限り検査を行いますので、お申し付けください。

平成27年8月30日更新