小児の便秘は「成人の便秘」とまったく違います

小児の便秘は「直腸に便がたまり広がること」(成人とは違います)

小児の便秘の多くは、直腸に便がたまって広がってしまう(直腸拡張)ことが原因です。
これは成人の便秘とは大きく異なります。
成人の便秘は、腸の動きが悪くなったり、出口がうまく緩まないことが主な原因ですが、小児では“直腸が伸びて広がってしまうこと”が問題の中心になります。
便が長く溜まって直腸が広がり続けると、風船やゴムのように伸びきってしまい、便を押し出す力が弱くなってしまいます。

直腸が広がると起きること

直腸が広がり、便を出す力が弱くなると「さらに便がたまる → さらに直腸が広がる → もっと便がたまる → もっと広がる」という悪循環が続きます。

治療の目的:伸びきった直腸を元の状態に戻すこと

小児便秘の治療は、広がってしまった直腸を元の大きさに戻すことが最も大切です。
そのために、「便を柔らかくする」ことが治療の中心になります。

なぜ便を柔らかくするのか

広がった直腸は、例えるなら伸びきったゴムのような状態です。
硬い便は押し出せませんが、柔らかい便なら弱い力でも出すことができます。

柔らかい便が続くと直腸が回復する理由

柔らかい便がスムーズに出るようになると、直腸に便が溜まりにくくなります。
すると直腸は「休む時間」ができ、伸びきったゴムが少しずつ元に戻るように、直腸も元の大きさを取り戻していきます。
これが、便を柔らかく保つことが治療の中心になる理由です。

当院の特徴:直腸の状態をエコーで“見える化”

小児の便秘は「直腸に便がたまって広がる病態」であるため、直腸に便がたまって広がっているかどうかを確認することがとても重要です。

当院では腹部エコーを使い、
・直腸にどれくらい便が溜まっているか
・どれくらい広がっているか
・治療でどのように変化しているか
を毎回確認できます。

直腸が元に戻っていく様子を“目で見て”確認できるため、治療の進み具合が分かりやすく、保護者の方も安心して続けられます。

下痢のように見えても、実は便秘のことがあります

「下痢が続いています」と受診されるお子さんの中に、実は便秘が原因ということがあります。
直腸に大きな便のかたまりが詰まると、その横から柔らかい便だけが漏れてくるため、見た目は下痢に見える(漏便)ことがあります。
この「詰まった便」もエコーで確認できます。

小児の便秘でお困りの方へ(症状チェック)

・排便が週3回未満
・トイレに行きたがらない
・排便時に痛みや出血がある
・お腹が張りやすい
・便が硬い
・少量ずつ漏れるような「下痢」が続いている

これらがある場合、直腸が広がっている可能性があります。

当院では、お子さまに合わせた便秘治療を行っています

エコーで直腸の状態や、別の病気が隠れていないか等を確認しながら、お子さまに合わせた治療を行っています。
どうぞお気軽にご相談ください。

クリニック概要

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〒213-0023
川崎市高津区子母口497-2 子母口クリニックモール2F
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